昨年のJBCレディスクラシック覇者アイコンテーラーが繁殖入り 河内洋調教師に初のGⅠ級もたらす
JRAは15日、昨年のJpnI・JBCレディスクラシックを制したアイコンテーラー(牝6・河内)が同日付で競走馬登録を抹消したと発表した。今後は生まれ故郷である北海道新ひだか町・矢野牧場で繁殖牝馬となる予定。 アイコンテーラーは父ドゥラメンテ、母ボイルトウショウ、母の父ケイムホームという血統。2歳秋の新馬戦(芝1400メートル)は14番人気で12着という地味なデビューだった。しかし、休養を挟んで迎えた4戦目(芝2000メートル)の未勝利戦を勝ち上がると、そこから半年もしないうちに4勝を積み重ねてオープン入り。愛知杯2着、中日新聞杯3着など芝の中距離路線で活躍した。 転機を迎えたのは昨年夏の新潟・BSN賞。デビュー20戦目にして初めて挑戦したダートで好位追走から抜け出す横綱相撲で完勝し、適性の高さを示した。続く牡馬相手のシリウスSでも、ハギノアレグリアスの2着に好走。堂々の1番人気で臨んだJBCレディスクラシックは初コンビの松山を背に4馬身差の完勝で、管理する河内調教師にとって初のビッグタイトルとなった。 今年は5戦して勝ち星がなかったが、川崎記念3着、レディスプレリュード2着など堅実に好走。前走のJBCレディスクラシック7着がラストランとなった。通算成績は28戦6勝(うち地方5戦1勝)で、獲得賞金は2億3578万円(うち地方9600万円)。
東スポ競馬編集部