【NBA】スパーズ・ポポビッチ監督が現場復帰の意向示す 軽度の脳卒中で離脱後初のコメント 時期は未定
軽度の脳卒中のため休養しているNBAスパーズのグレッグ・ポポビッチ監督(75)が16日(日本時間17日)、現場復帰の意向を明らかにした。11月初旬に離脱して以降、初めてチームを通じてコメントを発表。「この6週間は私と家族にとって予想外の出来事だった。我々が力を合わせて回復に努める間に受けた多くのサポートは本当に最高のものだったと、ここでお伝えしたい」と感謝を示した。 ポポビッチ監督は11月2日(同3日)のティンバーウルブズ戦の開始約2時間半前に脳卒中を起こしたが、試合会場に救急隊がいたためすぐに治療を受けて緊急搬送された。リハビリの期間やコーチ復帰時期の見通しなどは明らかにされていないが、スパーズは完全に回復する見込みとしている。現在、チームはミッチ・ジョンソン・コーチが代わりに指揮を執り、13勝13敗の勝率5割となっている。 指揮官としてNBA歴代最多の通算1401勝をマークしているポポビッチ監督は、スパーズを29年率いて5度のファイナル制覇へ導いた。21年東京五輪では米国男子代表を金メダルに導き、昨年は指導者としてバスケットボール殿堂入りを果たしている。 「みなさん一人一人に返事できればいいのだが、今は私と家族がずっと感謝していると申し上げたい。我々は素晴らしいコミュニティー、スパーズ組織全体、そして家族と友人に感謝している」。感謝の思いを記したポポビッチ監督は「私をリハビリへと導いてくれている才能ある選手たち以上に、私がベンチに戻ることを喜んでいる人はいない。彼らは私がすぐに指導はできないことを分かっている」と復帰に意欲を示した。