吉高由里子、「光る君へ」劇伴音楽コンサートに感無量「沼りました…」
NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の劇中音楽を奏でる「光る君へコンサート~沼ル音楽会~」が9日、東京・初台の東京オペラシティコンサートホールで開かれ、主演の吉高由里子がゲスト出演した。 音楽監督の冬野ユミ氏が同作のために作曲した劇伴音楽150曲のなかから印象的なシーンで流れる楽曲をセレクト。東京フィルハーモニー交響楽団のオーケストラの調べに加え、管弦楽にピアノ、ギター、グラスハープや和楽器の笙(しょう)などのゲスト奏者とともに生演奏でアンコール含む26曲を届けた。 コンサートは赤染衛門役の凰稀かなめによる朗読で進行され、スクリーンには劇中映像が投影。吉高演じる紫式部/まひろと藤原道長(柄本佑)の切ない恋のシーンで流れていたギター楽曲や、「枕草子」「源氏物語」の完成の際に奏でられた壮大な楽曲など、ドラマと音楽の融合に1600人の観客は酔いしれた。 客席で楽曲を堪能した吉高は「もう、沼りました…。本当に楽しい気持ち、悲しい気持ち、うれしい気持ち、寂しい気持ちになって。形のないものに恋してしまっているかのよう。これ以上、私をもてあそばないで!」と夢見心地。「冬野さんは映像ありきの劇伴音楽とおっしゃいますが、音楽あっての『あの場面』だと思いました。本当に幸せでした」と感謝していた。 ストーリーテラー的な立ち位置を務めた凰稀は「すごく緊張しました。期待と緊張で袖で涙が止まらなくなってしまって…」と回想。「胸がいっぱいです。大役を任せていただき感無量です」と語った。 「光る君へ」は10日の放送を含めて、残り6回。吉高は「ぜいたくな音楽に囲まれていた作品。終わっちゃうのは寂しいし、名残惜しいですが、本当に応援して下さったみなさまのおかげ。ぜひ最後まで見届けてください」と呼びかけていた。
報知新聞社