千曲川の魚にアニサキスはいるのか 高校生が解剖して調査
上田市の丸子修学館高校 総合研究発表会
長野県上田市の丸子修学館高校は27日、3年生がそれぞれ関心のあるテーマで調査・研究した探究活動の成果を発表する総合研究発表会を同市サントミューゼで開いた。生物や地域活性化などの分野で調べた代表者が結果を紹介。パネル展示もあり、同校生徒や保護者ら約750人が訪れた。 アニサキスについて調べた結果を発表する生徒たち 高野莉緒さん(18)と保科舞さん(18)は、寄生虫アニサキスをテーマに設定。市販のアジなどを解剖し、目視やブラックライトを当てることで内臓に寄生したアニサキスを数えた。川魚には寄生しないという定説を確かめるため、千曲川で釣ったブラックバスなども解剖。実際にアニサキスは見つからなかった。
そろばん教育の魅力も発表
高野さんは発表後「解剖したり川魚には外来種が多いことが分かったりして、良い経験だった」と振り返った。他にも、そろばん教育の魅力などについての発表があった。1年の国本心紬(しんぎ)さん(16)は「内容だけでなく伝え方も勉強になった」と話していた。