開幕スタメンに“抜擢”も…レギュラーになれなかった逸材6人
安田悠馬(東北楽天ゴールデンイーグルス)
安田悠馬(東北楽天ゴールデンイーグルス) ・投打:右投左打 ・身長/体重:185cm/105kg ・生年月日:2000年3月3日 ・経歴:須磨翔風高 - 愛知大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 ルーキーイヤーから2年続けて開幕マスクを被っている安田悠馬。昨季は出場機会を増やしたが、正捕手奪取とはならなかった。 愛知大では、NPBにとって貴重な”強打の捕手”として注目を集め、2021年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。 プロ1年目は新人捕手として球団史上初の開幕スタメンを勝ち取ったが、ファームで左手の人差し指を負傷し、一軍出場は5試合にとどまった。 それでも、二軍では30試合の出場ながら、打率.257、4本塁打、15打点、OPS.851と能力の一端を示した。 プロ2年目の昨季も開幕スタメンに名を連ねると、田中将大の先発時を中心にマスクを被り、53試合出場で打率.218、3本塁打を記録。しかし、主戦マスクは104試合に出場した太田光に譲った。 一方、昨季65試合に出場した炭谷銀仁朗が退団しており、今季は出場機会の増加が期待される。リード面はもちろん、シーズンを通して持ち前の打棒を発揮できるか注目だ。
山村崇嘉(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:183cm/86kg ・生年月日:2002年9月28日 ・経歴:東海大相模高 - ・ドラフト:2020年ドラフト3位 初の一軍デビューが昨季の開幕戦となった山村崇嘉。開幕スタメンに名を連ねたが、一軍定着とはならなかった。 東海大相模高では1年夏からベンチ入りを果たし、高校通算49本のアーチを描いた。抜群の野球センスを評価され、2020年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団を果たした。 高卒1年目は二軍で実戦経験を積み、フレッシュオールスターゲームにも出場。同年は二軍で85試合に出場し、打率.217ながら6本塁打、33打点とパンチ力を示した。 さらなる成長を期す翌年だったが、3月に不祥事によって1ヶ月の謹慎処分に。出遅れることとなったが、同年は二軍で60試合出場し、打率.290を記録。ノーアーチだったものの、確実性を高めた。 迎えた昨季、不動の正遊撃手である源田壮亮の故障離脱により、開幕スタメンに抜擢。初の一軍出場を果たしたが、開幕1戦目、2戦目と無安打が続き、早々に登録抹消。同年の一軍出場は4試合にとどまった。 その後も一軍定着とはならなかった山村。今季は持ち前の打撃を強化し、一軍で結果を残したいところだ。
ベースボールチャンネル編集部