開幕スタメンに“抜擢”も…レギュラーになれなかった逸材6人
森敬斗(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:177cm/80kg ・生年月日:2002年1月28日 ・経歴:桐蔭学園高 ・ドラフト:2019年ドラフト1位 横浜DeNAベイスターズの将来を背負う逸材として、大きな期待が寄せられる森敬斗。昨季は自身初の開幕スタメンを勝ち取ったが、レギュラー奪取とはならなかった。 桐蔭学園高では正遊撃手としてチームを牽引し、3年春の甲子園に出場。同夏は聖地への返り咲きはならなかったが、ポテンシャルを高く評価され、高校日本代表にも選出された。 迎えた2019年ドラフト会議では、DeNAから1位指名を受けプロ入り。球団にとって、高卒野手のドラフト1位指名は、10年ぶりの出来事だった。 高卒1年目から一軍の舞台を経験すると、2022年には自己最多の61試合に出場し、打率.234、2本塁打、5盗塁をマークした。 高卒4年目の昨季は「8番・遊撃」で開幕スタメンを勝ち取るも、結果を残せず早々に二軍へ降格。その後は、度重なるけがに苦しみ、わずか9試合の一軍出場でシーズンを終えた。 今季は、前年の故障の影響で二軍キャンプスタート。林琢真や石上泰輝などのライバルが多いだけに、ラストチャンスの覚悟で臨みたい。
正木智也(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/89kg ・生年月日:1999年11月5日 ・経歴:慶応高 - 慶応大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 プロ2年目の昨季は開幕スタメンに抜擢されるも、不本意なシーズンとなった正木智也。今季は巻き返しを図るシーズンとなる。 慶応大では2年春からレギュラーを獲得し、3年時には4番打者に定着した。強打の外野手として注目を集め、2021年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団を果たした。 ルーキーイヤーは一軍で35試合に出場し、打率.254、3本塁打、出塁率.367の成績。二軍では60試合の出場で打率.267、4本塁打、出塁率.362と持ち前の長打力に加え、優れた選球眼を発揮した。 昨季は「5番・中堅」で開幕スタメンに名を連ねたが、15試合の出場で打率.038と低迷。右肩の故障もあって、ファームでも打率.167と前年を大きく下回った。 それでも、同年オフのアジア・ウィンターリーグでは打率.351、2本塁打と覚醒の気配を見せた。 今春キャンプは二軍スタートとなったが、好調を維持している正木。持ち前のパンチ力を発揮し、未来を担う強打者になれるか注目だ。