西武・元山飛優 心地よい新風を吹き込む元気印/レギュラー争いダークホース
源田壮亮、外崎修汰の日本屈指の二遊間コンビに加え、一塁にはメジャー・リーグで実績のあるヘスス・アギラーが加入。三塁は昨季出塁率.390の佐藤龍世というのが今季の内野の基本布陣だと有力視されている。果たしてその牙城を誰が崩せるか? その中で猛アピールを続けているのがヤクルトからトレードで加入した元山飛優だ。対外試合が始まり3月7日まで起用された試合では必ず安打を放っており、同日の日本ハムとのオープン戦(鎌ヶ谷)では本塁打。存在感をさらに高めた。 【選手データ】元山飛優 プロフィール・通算成績・試合速報 新天地での日々を、元山は「充実感満載」だと目を輝かせる。「第一印象ってめっちゃ大事やと思ってて」と春季キャンプ初日から、「元山、なんかいいなって思ってもらえるように飛ばし気味で頑張ってきました」。その成果は十分現れていると言える。 また、新たなコーチ、チームメートから多くの学びを得られているという。 「打撃はコーチから『ヤクルトでやってきたそのままでいいから』と言ってもらえて。そこにプラスアルファで、ボールの見方を教えてもらって。それによってバットの出る角度も変わる。新しいコーチに教えてもらうのってめっちゃ面白い」 何より大きいのは“世界一”の遊撃手・源田から守備を学べることだ。 「今はとにかく源田さんがやっているプレーをマネして、完全コピーするつもりで勉強させてもらっています」 もともと守備には定評があるが、さらなるレベルアップを実感できている。初めて一塁にも挑戦中で、内野は全ポジション対応可能となる。 「4年目ですけど、ルーキーみたいな気持ちです!」 チームにとっても心地よい新風が吹き込んできた。 写真=BBM
週刊ベースボール