母はGI覇者のクイーンズリング 素質馬がサンタクロースSで1年3カ月ぶりの復帰戦だ
昨年のクラシック戦線を沸かせたシャザーン(牡4、栗東・友道康夫厩舎)が、日曜京都10Rのサンタクロースステークス(3歳上・3勝クラス・芝2000m)で1年3カ月ぶりの実戦を迎える。 【写真】シャザーンこれまでの軌跡 シャザーンは父ロードカナロア、母クイーンズリング、母の父マンハッタンカフェの血統。母は16年のエリザベス女王杯など重賞を4勝。ラストランとなった17年の有馬記念ではキタサンブラックの2着に健闘し、好配当を演出した。また、叔母のアクアミラビリスは19年のエルフィンSをせいしている。 ここまで6戦2勝。デビュー2戦目から未勝利、すみれSと2連勝。一気にクラシックの惑星に浮上した。皐月賞は0秒7差の6着、日本ダービーは0秒4差の9着だったが、ともに最後は脚を使えていたので、決して悪い内容ではなかった。そして秋初戦のセントライト記念はレーベンスティール、ソールオリエンスに続く3着。ここから大舞台に飛躍するかと思われたが、故障で休養へ。今回が実に1年3カ月ぶりの復帰戦となる。 長期のブランクは割引だが、攻め時計は合格点だ。ならば、八分以上の力は出せるはず。ここはポテンシャルの違いで突破し、再び重賞戦線に駆け上がってほしい。