TMEICが韓エンジ会社TMKへの出資比率49%に引き上げ。鉄鋼・非鉄向けサポート強化
TMEIC(ティーマイク、旧称・東芝三菱電機産業システム)は16日、鉄鋼・非鉄金属業界のプラント向け電機品や制御システムのエンジニアリングを手掛ける韓国・浦項のTMK社を出資比率49・4%へ引き上げ持ち分法適用会社にしたと発表した。 TMKは2019年にTMEICが19%出資し設立。TMEICの回転機やドライブ装置、オートメーションシステムなどの販売、エンジニアリング、据付、アフターサービスなどを手掛けてきた。 15日付でTMEICは合弁パートナーのSTNGから株式を30・4%追加取得。TMKはSTNGが50・6%、TMEICが49・4%出資する合弁会社となった。TMEICの森賢嗣副社長兼産業・エネルギーシステム第二事業部長は声明で「TMKをグループの一員とすることで、韓国の鉄鋼・非鉄金属業界のお客様へ現地サポート体制の強化を進め、安定稼働と製品品質の向上により貢献していく」とコメントしている。 TMKは浦項のほか、ポスコの一貫製鉄所がある光陽にも事務所を持ち、2023年12月期の売上高は133億ウォン(約14億円)だった。