ゲームボーイポケットが発売された日。3800円という驚きの価格で購入できた、手のひらサイズのGB。ファミ通限定のスケルトンバージョンも存在した【今日は何の日?】
※本記事は、2023年7月21日にアップした記事を再編集したものです。 “ゲームボーイ”がポケットサイズに 【記事の画像(9枚)を見る】 いまから28年前の1996年(平成8年)7月21日は、ゲームボーイポケットが発売された日。 ゲームボーイポケットは、任天堂から発売された携帯型ゲーム機。世界中で大ヒットした“ゲームボーイ”の新しいバリエーションのひとつとして発売された。本機の前に登場したゲームボーイブロスは、初代マシンと同一スペックで単なるカラーバリエーションの呼称に過ぎなかったが、ゲームボーイポケットで一気に小型軽量化を実現。名前通りポケットに入れて携帯することも容易になった。 2022年に発売されたValveの携帯ゲーム機型ゲーミングPCであるSteam Deckは約669グラムもあって話題を呼んだが、本機は使用する単4形乾電池2本を含めても約150グラムと超軽量(本体のみで125グラム)。現代でいう軽めのスマートフォンくらいの重量となる。初代マシン及びブロスが相当ゴツかったためなのか、筆者の周囲では本機を称賛する声がやたらと多かったことを覚えている。ゲームファンの中には、このポケット発売のタイミングからゲームボーイライフをスタートさせたという人もけっこういるんじゃないだろうか。 小型化に伴って通信ケーブルやACアダプターの接続端子が仕様変更。初代マシンから使っているユーザーには少々痛手だったが、画面がクリアーになるなど視認性の向上も図られていて、そちらの喜びのほうが大きかったかもしれない。 カラーバリエーションは最終的に9色とゲームボーイシリーズとしては最多。海外で発売されていた銀と金が日本でも発売されたときは、かなり話題を呼んだと記憶している。トイザらスや全日空など、さまざまな企業の限定モデルが多数発売。スケルトン仕様のファミ通限定エディション“MODEL-F”も販売されたので覚えている人がいるかもしれない。当然筆者もしっかりとMODEL-Fを購入した。 ゲームボーイポケットは安価なゲーム機としても有名で、発売当初からすでに6800円と安いのだが、2回の価格改定を経て3800円まで値下げされたのだから驚異的。まだまだ『ポケットモンスター』ブームの真っ最中だったこともあり、2台目、3台目と本体を複数台買ってしまったユーザーもいたんじゃないかな。筆者は編集部の新色が出るたびに買う連中につられて3台購入してしまった。少々多かった気はするが、『ポケットモンスター』をプレイするのにめちゃくちゃ役立ったし、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSでも躊躇なく複数台買える強い心を手に入れることができてよかった。