モデルボクサーが無謀な世界初挑戦を発表!
無謀なマッチメイクを敢行した背景にある、もうひとつの理由が女子ボクシング界を盛り上げるための使命感だ。現在、日本の女子ボクシング界に世界王者は7人いて、海外リングでも結果を残している2階級王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)や、15度の防衛に成功しているWBC世界アトム級王者の小関桃(青木)ら、高い実力を備えた女子ボクサーがいるが、認知度は低くマイナーな存在から抜け出せないでいる。 「女子ボクシングを知らない人も多い。見てみようという扉を開けて、入り口をちょっと広げるきかっけになればいい」と高野。メディアがこぞって取り上げるモデルボクサーの高野が世界ベルトを腰に巻けば、女子ボクシング自体に光も当たる。 すでに写真集を2冊出すなど、モデル、芸能活動も活発だが、マネジメントサイドは今回の試合に備えて芸能活動は、しばらく自粛する方針。今回の相手は強豪のため、試合で顔が腫れたり、カットしてしまう可能性も高く、試合後2週間も仕事を入れていないという。 「(顔がボコボコにされる)覚悟はあります。(潰れたら)直しますから(笑)。男子ボクサーとスパーリングをしているのでアザも痛みもあるが、もう慣れてきた」。高野も商売道具の顔がたとえどうなろうが、大勝負をかける決意。世界のベルトを腰に巻くため10月1日より和歌山・新宮でミニキャンプを張る予定だ。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)