【台湾】SEMI、シリコンフォトニクス連盟発足
台湾経済部(経済産業省)によると、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は3日「シリコンフォトニクス産業連盟」を立ち上げた。シリコンフォトニクス技術の発展と応用を推進する。 経済部によると、シリコンフォトニクス技術は高速、高帯域、低エネルギー消費といった特長を持ち、データセンターやデータ転送におけるボトルネックの解消に向け、将来的に鍵となる技術の一つとされている。経済部は、人工知能(AI)時代の到来で、各国が関連する研究開発(R&D)や産業の展開に力を入れる中、台湾は既にシリコン分野の産業チェーンが整っており、シリコンフォトニクス産業発展の良好な基盤があるとしている。 経済部は、「産業界や学術・研究機関と共に、同連盟によるシリコンフォトニクス産業のエコシステム構築を推進する」と表明した。 連盟発足の式典には、経済部産業発展署の楊志清署長、半導体封止・検査台湾大手の日月光半導体製造(ASE)の呉田玉執行長、ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)研究発展副総経理の徐国晋氏らが出席した。