千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館の都内への移転が12月26日に決まったことを受け、佐倉市の西田三十五市長は「本当に残念で涙の出る思い」だと落胆の表情を見せていました。 佐倉市　西田三十五 市長 「本当に残念で涙の出る思い、本当に残念でならない」 　西田市長は12月27日、チバテレの取材に対し、このように述べ、年明け早々にも美術館を所有、運営するDIC側と、移転後の敷地について協議を始めるとしています。 　美術館をめぐっては、佐倉市での存続を求める署名が国の内外から5万8000以上集まっていて、西田市長は署名活動への協力にあたらめて感謝の気持ちを示しました。 　一方、熊谷知事は27日にコメントを発表し、「今回の結果は県として大きな損失」とした上で、DIC側に対して、「佐倉市の意向を踏まえながら、施設の適切な活用と維持をお願いしたい」と注文しました。