『ドラクエ3』「さとりのしょ」は3つもいらない? HD-2D版の入手可能数増加に往年ファン賛否
なぜ? 入手数の増加に懸念の声も
●「遊び人」のメリット減少に不安の声も こうした喜びの声が多いのは確かですが、捉え方は人の数だけあるもの。疑問に感じる人や、異なる意見を持つ人もいます。 3つという数を多過ぎると感じる人もおり、「賢者ふたりいれば十分なのに」と、戦力的に不足していないと指摘する声も。また、「3つもいらんやろ。遊び人(のレベルを)20にするのなんて大した手間でもないし」のように、別の手段があるから3つもいらないと考える人もいました。 賢者へ転職する場合、唯一「遊び人」のみが「さとりのしょ」を必要としません。そのため、過去作では「さとりのしょ」の入手数以上に賢者が欲しい場合、「遊び人」を育て、レベル条件をクリアして「賢者」に転職するのがポピュラーな手段でした。 つまり「遊び人」には、「さとりのしょ」不要で「賢者」になれるというメリットがあったともいえます。しかし、HD-2D版では「さとりのしょ」が3つも手に入るため、「遊び人の価値、なくなってない?」「さとりのしょが3つもあると、遊び人の人権が……」といった懸念の声も挙がりました。 一方で、「『遊び人』で始めるとうんのよさが高く育って、状態異常にちょっとだけ強くなるんだよね。『賢者』にするなら『遊び人』を経由したい」と、「遊び人」の価値を別の部分に見出している人もおり、受け取り方は千差万別です。 ●「公式ガイドブック」の特典にもなり、意見が飛び交う ちなみに、12月16日発売予定の書籍『ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 公式ガイドブック』に、「さとりのしょ」のデジタルコードが特典として付属します。この点についても、ネット上でさまざまな意見が飛び交いました。 「まぁ買うわな」「期間限定とかなら、早めに買わないとな」といった購入意欲を示す声もあれば、「そこまで大事なアイテムを特典で付けちゃうのはちょっとな……」「特典アイテムとして配っていい物ではない気が……」と、懸念する意見もあり、ゲームファンの間でも意見が分かれています。 また、「装備とかじゃなくて『さとりのしょ』ってのが、滅茶苦茶ドラクエしてて良い」「初見のプレイヤー向けの特典かな。知ってる人からしたら要らないだろうしね」「(公式ガイドブックの)発売が遅くて納得。1か月あれば賢者は作れる」など、自分なりの視点で理解を示した人もいました。 * * * 『ドラクエ3』プレイヤーであれば、「さとりのしょ」の重要性は誰もが知っているもの。確定入手の個数が変わり、肯定派から懸念派まで多彩な意見が出てくるのも、ごく自然な話です。 入手個数の変更が、ゲーム体験にどのような影響を及ぼすのか。その変化も含め、HD-2D版『ドラクエ3』の発売日が待ち遠しいばかりです。 ファミコン版『ドラゴンクエスト』: (C)1988 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
臥待