『海に眠るダイヤモンド』前原瑞樹、朝子の夫役に「頭を抱えました」
監督やプロデューサーとは「とにかく虎次郎は実直で優しい人だという話をしていました。特に塚原さんからは、6.7話のあまり台詞のない中で虎次郎の真っ直ぐさをどうやったら出せるかと色々と提案していただきました。台本上は短いシーンでもとても細かく小さな瞬間を広げていくので、撮影後に台本を読み直すのが楽しかったです」。塚原監督の細部に宿る細かな演出で虎次郎を作り上げていったことがわかる。 そして、親友と公言している神木さんの座長ぶりについて聞くと、「神木くんは朝ドラの時もそうでしたが、誰もが思い浮かべる神木像そのままに現場で元気に明るくいてくれるので、逆にこっちが少し心配してしまうほどです。撮影後に一緒にカラオケに行った日があったのですが、その日は神木くんは玲央も鉄平も演じていた日なのに元気すぎて、ワンシーンしか撮影のなかった僕が疲れたからもう帰ろうかと言ってしまいました。情けないです」と普段からの仲の良さがわかるエピソードが飛び出した。 さらに、共演シーンの多かった杉咲の印象やエピソードを聞くと、「杉咲さんとは『アンメット』(フジテレビ系)でも共演させてもらったのですが、とにかくお芝居が自然体で、逆に自分自身の繕ってる部分が晒される感覚もあり、向き合うととても緊張します。なので、だからこそ集中して一緒にお芝居させてもらえてると思いますし、簡単にお芝居してんじゃないぞと勝手に背中を叩かれている気持ちにもなります。あとは、6話は朝子さんが屋上庭園を作るお話しでしたが、実際に杉咲さんと観葉植物のお話をたくさんしました。水のやり方や風の当て方、どんな土を使うかなどなかなかにマニアックな園芸トークをさせてもらいました」とコメントし、撮影の様子を振り返る。 最後に、視聴者の方へ「残り9話と10話、どのように物語が着地するのかまだまだ予想がつかないかと思いますが、最後まで楽しんでいただけたらと思います。また、長崎出身の僕自身も今回初めて端島について詳しく調べる機会をいただきました。実際に端島を目にして、物語が自分に直結してくる感覚もありました。ドラマを見終えましたら、是非長崎にもいらしてください。 美味しいちゃんぽん屋さん、あります」と、最終回に向けて地元長崎への愛が溢れるコメントともに締めくくった。