さらば、紙の定期券 市電も市バスもスマホ画面で乗降OK 運転手が画面確認、スクショ不正対策も 鹿児島市交通局がアプリ導入
鹿児島市電と市バスで10月1日から、スマートフォンの画面に表示する「モバイル定期券」が使えるようになる。9月17日に販売を開始しており、市交通局は「窓口に行かなくても購入できるので便利」と利用を呼びかけている。 【写真】〈関連〉鹿児島市電・市バスのモバイル定期券の画面見本(同市提供)
民間アプリ「クイックライド」で1カ月または3カ月分の料金を支払い、降車時に運転手へアプリ画面を提示して利用する。市電用と市電市バス両用があり、それぞれ通勤(曜日指定なし)、利用日限定通勤(月~金)、通学、シニア(65歳以上)、障害者通勤などの券種がある。いずれも乗車区間の制限はなく、片道定期券はない。 1カ月料金は、利用日限定通勤(月~金)の市電用5610円、市電市バス用7590円。通学の市電用5100円、市電市バス用6900円など。クレジットカードまたはキャッシュレス決済「ペイペイ」で支払う。通学やシニアなど割引料金の場合は、通学証明書や身分証の写真をアプリ上で提出する。 アプリの定期券表示には動きがあり、運転手がそれを確認することで、表示の静止画像を使った不正利用を防止する。
南日本新聞 | 鹿児島