<相談>新入社員時代、親身になってくれた男性上司と職場結婚→愛情が冷めたが世間体を気にする夫が離婚を拒否
【岡野さんの回答】夫婦だけで話し合えなければ、離婚カウンセラーか弁護士に依頼する
壊れてしまった夫婦関係に修復の余地がなく、「30歳までに離婚して、新しく幸せな人生を生き直そう」という決意がかたいのであれば、離婚に向けて動くという選択もアリかもしれません。 問題は、夫が納得し円満に別れることができるかどうかです。妻の言い分を真剣に受け止めようとしない夫の場合、夫婦だけで話し合いをするのは難しいことも少なくありません。 そんなときは、第三者を立てることをおすすめします。第三者を入れることで、夫に「これはあなたが考えているより、ずっと深刻な状況ですよ」ということを認識してもらうところから始める必要があるからです。 まともに話し合いができない夫婦関係において第三者を選ぶときは、ふたりの共通の知り合いは避けた方が無難です。友人や親戚に間に入ってもらっても、夫にとって甘えられる環境になっては奏功しないからです。 第三者はプロとして経験豊富な離婚カウンセラー、あるいは弁護士に依頼しましょう。その道のプロに間に入ってもらうことで、「どうしても離婚したい」という意思を相手にしっかり伝えてもらうことができるようになります。 その上で、さらに家庭裁判所に離婚調停を申し立てるのが妥当です。調停委員を交えて話し合っていくことになります。 これが、「どうしても離婚したい」という気持ちを、夫に理解して納得してもらうための最善のアプローチです。 ◆岡野あつこ(おかの・あつこ) 離婚カウンセラー・夫婦問題研究家/課題解決型マッチングメディア「リコ活」アドバイザー 「離婚しないに越したことはない! 」をモットーに、4万件以上の結婚、離婚、再婚相談を受け、数多くの夫婦問題を解決に導く。カウンセラー育成にも力を注ぎ、「マリッジカウンセラー、夫婦問題カウンセラー養成講座」を開講している。 (まいどなニュース/リコ活)
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