【異変】12月なのに暖かい 紅葉の名所ようやく見頃に ことしは「最も暑い秋」だった デパートの売り場にも変化 福岡
12月に入っても続く暖かさ。3日も県内各地で気温が上がり、日中の最高気温は北九州空港で18.8℃、久留米市で18.4℃、福岡市で17.5℃と、11月上旬から中旬並みの暖かさとなりました。 街の人たちも季節外れの暖かさに戸惑いを隠せません。 ■街の人 「適度な寒さは必要です。季節感を味わわないといけないから。」 「私にとっては暖かい。だからジャンバー脱いでいる。冬は冬らしくなってほしい。」 「あんまり寒いと思いません。コートは着てきたけれど、暑いかなと。(ダウンを)買ったけど、着ると暑すぎるから着ていないです。」
「異常な暖かさ」にデパートの売り場にも変化が起きています。 ■中村安里アナウンサー 「こちらの売り場を見てみますと、ダウンなどのアウターよりも、薄手のニットや羽織ものが多い印象です。」 気温がなかなか下がらない中、店内ではまだ薄手のグッズが目立ちます。さらに、今の時期に売れているものを尋ねました。 ■中村アナウンサー 「暖かい。上のベストの部分は、ふわふわも付いていて防寒できます。」 ■博多大丸 広報担当・箱崎純史さん 「少し暖かいな、車の移動が多いなという時は脱いでいただく、非常に便利なコートです。」 今人気だというのが3WAYアウターです。ベストのみ、コートのみ、そしてすべて着用した状態と3パターンの着回しができます。 暖かい日が続いた11月は、温度調節をしやすいジャケットやブルゾンの売れ行きが好調だったといいます。一方で、ウールやダウンのコートは伸び悩みました。 ■箱崎さん 「気候の変化に合わせて、売り場の態勢や品ぞろえを工夫するのが、この数年苦慮している状態です。(この先)しっかり冷え込んで、クリスマス、忘年会といったイベントもあるので、お買い物も楽しんでいただければ。」 今週末には強い寒気が流れ込み、内陸では雪になる所もある見込みで、福岡にも本格的な「冬」がやってきそうです。