『千鳥の鬼レンチャン』B‘z稲葉のモノマネで話題、49歳元会社員が脱サラして「ものまねアーティスト」になったワケ
意外なプライベート!長野在住、個人事業主、実家暮らし
――長野県在住なんですね、驚きました。 中村:生まれは愛知県なのですが、高校生のときに親の都合で長野県に引っ越しました。以来、ずーっと長野県に住んでいます。 ――平日はどんなお仕事をされているのですか? 中村:製造業です。元は正社員として働いていましたが、ものまねをはじめてから個人事業主になり、今は派遣社員として働いています。 ――ご家族に、ものまねを仕事のメインにすると話した時の反応はいかがでしたか? 中村:今も両親と同居しているのですが、金銭的に不安定な状況の中ではじめたので、反応はあまりよくありませんでしたね(苦笑)。いまだに「反対」とも「賛成」とも言われていませんし、色々と言われることもありますが、ものまねの仕事に向かう時は「頑張って」と言われるので、今は黙認状態に近いのかもしれません。
本人に会ったことはないけど…お母様とは何度も
――長く稲葉さんのものまねをされていますが、ご本人にお会いしたことは? 中村:直接お会いしたことはありません。岡山県に行った時には、ご実家のイナバ化粧品店さんに寄らせてもらうのですが、何度かお会いするうちに、顔を覚えていただけるようになりました。お母様はとにかく明るくて懐の広い方で、色々とよくしていただいています。 ――中村さんのものまねは、ご家族も認めてるんですね?! 中村:認めていただいているかどうかは分かりませんが、行くたびに可愛がってくださいますね。実は僕、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」で、ゴールデンボンバーさんと共演させていただいたことがあるんですが、その時の映像がお母様に気に入ってもらえたようで、僕が行った時にお店で流してくださったこともありました。
今後の目標は長野在住ものまねアーティスト、ご本人と会う
――最後に、今後の目標を教えてください。 中村:基本的には、このまま長野を拠点に活動しながら、テレビ番組に呼ばれれば上京するスタイルが、自分に合っているのかなと思っています。両親もいい年ですし、2人の身体も心配です。何かあった時のことを考えると、自分が近くにいたほうがいいでしょう。 それに、まだまだ地元の知名度が高いとは言えないので、しっかり「長野在住のものまねアーティスト」として根付きたいですね。その上で、ものまねを発信していきたいです。 ――何かの形で地元に貢献できたらいいですね。叶えたい夢などは? 中村:大きな目標でいうと、稲葉さんご本人とお会いすることです。今年中にお会いできたら何も言うことはありません。 あと……できればCDデビューしたいですね。実はこれまでに何度か話はあったんですが、浮かんでは消えを繰り返してきました。ものまねアーティストではなく、アーティストとしてCDが出せたら、本当に嬉しいです。 <取材・文/安倍川モチ子 撮影/篠田英美> 【中村素也】 1975年生まれ、愛知県出身。高校時代に長野県へ移り、現在も長野県に暮らしている。平日は派遣社員、週末はものまねアーティストの二足の草鞋をはく。全国で結婚式披露宴をはじめとする各種イベントに出演するほか、ものまね番組へのテレビ出演もこなしている。ものまねレパートリーはB’z(稲葉浩志)、WANDS、L’Arc~en~Ciel、TMネットワーク他 【安倍川モチ子】 東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
日刊SPA!