『千鳥の鬼レンチャン』B‘z稲葉のモノマネで話題、49歳元会社員が脱サラして「ものまねアーティスト」になったワケ
B’zのコピバンに誘われ稲葉さんのものまねアーティストに
――はじめてのテレビ出演が2008年ということは、今から16年前。実は長い芸歴をお持ちなんですね。そもそも、中村さんが稲葉さんのものまねをはじめたきっかけは何だったのでしょうか? 中村:B’zのコピーバンドをしている「Jo’z(ジョーズ)」というバンドに誘われたからです。社会人になってから洋楽のハードロック系のコピーバンドを組んで活動していたのですが、その中で久保沢さんという方と知り合いました。2010年に、「一緒にやらないか?」と誘われてJo’zに加入したんです。 いま振り返ってみると、もう30年以上前になりますが、初めてB’zを見た高校時代からカラオケでよくB’zの歌を歌っていました。ハードロック系のコピーバンド時代は、独学で歌の練習をする中で少しずつ声量がついていって、高いキーが出せるようになると、「自分も稲葉さんみたいに歌いたい」と思うようになっていましたね。 それに、稲葉さんのルーツに当たるようなバンドをコピーすることも多かったので、何かご縁があるんじゃないかと勝手に感じていました。
稲葉さんの魅力とは?
――かなり昔からお好きなんですね。中村さんにとっての稲葉さんの魅力とは? 中村:もちろん、かっこいいとか歌がうまいとかもありますが……。本当におこがましいんですが、歌詞を読んだり、歌を歌ったりしている時に、実は似たような価値観や考え方を持っているんじゃないかと思うことがあるんです。表面上は明るく見せていても、心の中には暗い一面もある。決して完璧な人間ではないんだ、みたいな部分に共感するんです。 今年は稲葉さんのソロライブもありますし、10年ぶりの新作ソロアルバムもリリースされましたし、いちファンとして全力で応援したいと思います。 ――現在は、ものまねのステージ営業をメインにされているようですが、こちらはいつから? 中村:2013年からです。全国各地で披露宴の余興をはじめとする色々なイベントに出演されてもらっています。Jo’zも含めると、ものまねの活動は月平均4~5回。ほとんど週末です。というのも、実はまだ地元の長野県に住んでいて、平日は仕事をしているんです。