米国では「トランプ勝利」を見据えた動きが…!国民がドン引きしたハリスの「罵詈雑言」と主流派メディアの「変化」
4年前とはスタンスを変えたSNS
だが、今回の大統領選挙では前回と違って、SNSでこうした情報が拡散するようになっている。 民主党側に明らかに偏っていたツイッターは、イーロン・マスクによって買収されてXへと名前が変わり、親トランプ・反民主党の投稿も検閲されなくなった。フェイスブックが民主党に加担するような検閲になっていたことを、マーク・ザッカーバーグはトランプ側に謝罪し、こちらも4年前とは違う様相になっている。 YouTubeも以前ほど民主党を批判する動画を押さえ込まなくなっているようだ。 私は自分のYouTubeチャンネルを持っているが、米民主党を批判する動画をアップすると、その動画の視聴数が押さえ込まれるだけでなく、その後にアップする動画の視聴数も押さえ込まれているように感じることから、ニコニコ動画のチャンネルを開設して、アメリカ政治を扱う動画はこちらにアップするように切り替えるようにした。ところが最近は、おすすめ動画の中に、民主党を批判する動画もよく見かけるようになった。 主流派メディアが報じないことが、SNSを通じて出回るようになったことで、アメリカの選挙戦の様相は大きく変化したのではないだろうか。 トランプがマクドナルドの店舗でアルバイトをしたことは日本でも報じられたが、なんでトランプがマクドナルドで働いたのか、日本の報道を見ていてもよくわからなかっただろう。実はあれも公正な報道をしないアメリカの主流派マスコミへの鞘当てのようなものなのだ。 カマラ・ハリスが高校生の時にマクドナルドでバイトをしていたと言って、庶民派をアピールするような動きに出た時に、トランプ陣営はマクドナルドにハリスがバイトしていたかどうかを尋ねて、バイトしていた形跡がないことを確認したようだ。ハリスが明らかにウソをついていることを確信したトランプ側はこのことに人々を気づかせるのにどうすればいいかを考えた。その結果としてトランプ自身がマクドナルドで働いてしまえばいいと考えたのだ。 選挙集会をやるわけでもないのに、トランプが働くことになったマクドナルドの店舗の周囲の沿道には、何千人というトランプサポーターが詰めかけて声援を送った。 そして短時間の勤務を行なってから「マクドナルドでカマラ・ハリスより15分長く働いた」という、事情を知らないと謎としか感じられないメッセージを残した。 「トランプがハリスよりも15分長くマクドナルドで働いたってどういうこと?」と思ってネットで検索すると、こういう事情が明らかになる。人々の噂レベルでも、「実はこういうことだったのよ」ということが自然に拡散する。主流派マスコミが報じないことを、こうすれば多くの人が知るようになり、それは主流派メディアに対する信頼を失墜させることにもなる。これをトランプ陣営は狙ったのだ。