台湾映画「青春の反抗」監督スー・イーシュエン「今の学生の心に響くものがある」
台湾映画「青春の反抗」より、監督のスー・イーシュエン、主演を務めるリー・リンウェイとイェ・シャオフェイのオフィシャルインタビューが到着した。 【動画】台湾映画「青春の反抗」60秒予告はこちら 戒厳令解除後の1994年が舞台の本作は、実際に起こった学生運動をもとに、若者たちの自由、そして揺るぎない愛を描く物語。リー・リンウェイが大学の黙従文化に不満を募らせた芸術学科生のチーウェイ、イェ・シャオフェイが学生運動のリーダーであるクァンの恋人・チンを演じ、ロイ・チャンがクァンに扮した。YouTubeでは60秒予告が公開中。 スー・イーシュエンは1994年の学生運動を取り上げた理由を「30年経った今でも、学生たちが創造の自由を求めて闘う、自分の意見を表明したいという欲求や、あるいは前の世代との考えや違いを表現したいと思う、そういった隔たりも、常に存在していると思います。ですので、この事件を今見ても、今の学生の心には響くものがあると思います」と説明。また影響を受けた映画監督として「アジアならイ・チャンドン監督と是枝裕和監督が好きです」と明かした。 リー・リンウェイは「チーウェイは澄んだ水のような存在です。その純粋さこそが、チーウェイというキャラクターの核となる部分であり、一番重要な部分です。彼女を演じるためには、自分の中にその純粋さがなければなりません」と語る。イェ・シャオフェイは「撮影の準備を始めるときに、監督が当時の学生運動に参加した方々を呼んでくださり、話を聞かせていただいたり、フィールドワークに協力していただいたりしたので、非常に理解が深まりました」と振り返った。 「青春の反抗」は、3月8日より東京・シネマート新宿、シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で順次公開。 (c)2023 SUZ CREATIVE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.