輸入停止直撃、村税27%減 ホタテ産地の北海道・猿払
オホーツク海に面し、全国有数のホタテ産地として知られている北海道猿払村は28日までに、2024年度の村税収入が前年度当初比27.4%減の約5億7500万円に落ち込む見通しを明らかにした。東京電力福島第1原発の処理水放出に反発した中国による日本産水産物の輸入停止を受け、漁業従事者の所得が減少していることが反映した。 村によると、1月末時点で約2600人の人口のうち1割が漁業従事者。27日に村議に示した24年度予算案によると、新年度の一般会計は50億円台で約10%が村税。ただ村税は前年度当初見込みと比べ、約2億1700万円減る見込み。