新人編集Hが体感した“世界基準”ザ・ロイヤルGCの魅力とは? 今週末には国際ジュニア大会も開催!
ザ・ロイヤルクラブの名物ホールを紹介!
はじめてコースを回った新人編集Hがとくに印象に残ったのは16番(パー5)と17番(パー3)。この2ホールは、2018年にミズノオープンを開催したときに、小鯛竜也プロが「風が吹いたとき、16番がフォローになると、次の17番はアゲンストになるような行ったり来たりするレイアウトなので、どっちの(方角からの)風が吹いたとしてもやさしくなることはない」と名指ししたホール。その2ホールを紹介しよう。
16番ホール パー5 インコース16番は全長705ヤードを誇るモンスターホールで、“日本一長いパー5”として有名。2018年に本会場で開催されたミズノオープンで優勝した秋吉翔太が「16番のバーディは自分でも信じられないくらい完璧な攻めができた。あのバーディパットを沈めれば優勝の目があるかもと、初めてそこで優勝を意識しました」と語るほど、トッププロでもバーディが取りにくいホール。他のホールよりも比較的フェアウェイは広いが、適度なアンジュレーション、そして要所要所にあるバンカーが効いている。最近のジュニアゴルファーは飛ぶとはいえ、高校生がこの距離で回ることに驚きだ。
17番ホール パー3 17番では女子ジュニアが回る予定の201ヤードのセッティングでプレー。まず驚いたのがその景色。遠近感が作用してパー4くらいに長く見え、目で感じた距離感と実際に打った距離感はまったく異なっていた。ちなみに、打ったボールはグリーン左を超え、ボールはカラスが咥えて飛んでいきロスト扱いという結果に……。距離感が狂うこのホールでは、狙った距離とおりに打てる技術が要求される。グリーン前にはビーチバンカーが横たわり、まるで海外に来たような光景にも圧倒される。アマチュアゴルファーも“世界基準”を体感できるのではないか。
今年で3回目に! 「ザ・ロイヤルジュニア」誕生秘話
今年で第3回を迎えるザ・ロイヤルジュニアは、その名の通りザ・ロイヤルGCで行われる大会。出場者は「世界から尊敬される人格を得てこそ次世代のコンペティターとして世界で活躍できる」という主催者の信念のもと、「礼節と知性(Courtesy & Intelligence)」を認められたジュニアゴルファーが選抜される。そして、戦いの舞台は男子8000ヤード、女子7000ヤードを超えるタフなセッティングで、日本のジュニアゴルファーが世界で活躍するための機会を少しでも増やすべく、2022年から開催されている。 「若いうちから世界を知れる環境を作り、世界と日本ジュニアの実力の差などを知ることが重要と考えました。その思いから、このザ・ロイヤル ジュニアの開催に至ったのです」と大野氏は語る。