共産・田村智子委員長「パワハラ根絶」誓う 「ご飯論法」発案者提訴にはノーコメント
共産党の田村智子委員長は15日、党内にパワハラが存在すると認めた上で、根絶していく決意を表明した。田村氏は「ハラスメント根絶」を掲げた1月の党大会決議を念頭に、「党活動の在り方としてパワハラの根絶に取り組んでいる。個別の問題が起こったときには丁寧に個別に対応していきたい」と述べた。党本部で記者団の質問に答えた。 【写真】 「ご飯論法」発案者の神谷貴行氏、共産を提訴 除籍・解雇は無効「党内はパワハラが蔓延」 一方、流行語大賞に入賞した「ご飯論法」の発案者の一人で、共産を除籍・解雇された漫画評論家の神谷貴行氏が12日、党側からパワハラを受けたなどとして東京地裁に提訴したことについては「私からコメントはない」と述べた。 田村氏は、党内のパワハラについて「問題があるからこそ、党大会で丁寧な対応をしていこうではないかといっている。党として根絶するように、起きない党になるよう質的に強化していく」とも誓った。 党関係者からは「党内にはパワハラが蔓延している」との指摘もあるが、元党員は「党側は存在自体を認めたがらず、被害に言及しようとすると、除名・除籍されることも少なくなく、声を上げにくい」と明かした。