スズキの売上高、初めて5兆円超える 24年3月期、利益も最高
スズキが13日に発表した2024年3月期決算は、売上高が初めて5兆円を超え、本業のもうけ(営業利益)も過去最高となった。インドや日本で、比較的高価格の車種が売れていて、値上げも受け入れられている。25年3月期も好調が続くとみている。 【写真】スズキのロゴ 24年3月期の売上高は前年比15.8%増の5兆3742億円だった。四輪車は世界全体での販売が5.6%伸びた。コロナ禍の半導体不足が年度前半に解消し、生産が安定したのが大きい。 営業利益は32.8%増の4655億円と大きく伸びた。円安が進んだことで828億円の増益効果が出たほか、利益率の高い車種がよく売れた。国内では年度後半に新型車を投入した「スペーシア」や「スイフト」が人気となり、インドではSUV(スポーツ用多目的車)の販売が大きく伸びた。純利益も2677億円(21.1%増)で過去最高となった。
朝日新聞社