楽天・浅村

　◇パ・リーグ　楽天1―5ロッテ（2024年10月1日　楽天モバイル） 　楽天が5連敗でクライマックス・シリーズ進出の可能性が完全に消滅。し烈な3位争いを繰り広げてきたロッテとの戦いは、138試合目に4位が確定し本拠で終戦となった。 【写真】＜楽・ロ＞5回2死一、二塁、友杉の打球は遊撃後方へ。これを村林がグラブに当てて落とし2者が生還（撮影・長久保　豊） 　「4番・三塁」で崖っ縁の一戦に先発した浅村栄斗内野手（33）は4位という結果に「勝ち負けのあるスポーツだから勝ったり負けたりするのは仕方ないと思う。前半戦はかなり足を引っ張ったので申し訳ないなという気持ちはあります」と声を絞り出した。 　本拠には少し寒さを感じるようになった終盤戦でも多くのファンが駆け付け、逆転CSを信じ声を出し続けた。「応援が凄い力になっていましたし、選手も全員みんな諦めることなくやっていましたので、応援は凄い力になりましたし感謝したいです」と感謝の思いを口に。そして、昨年に続いて最終盤までCS争いを繰り広げたが今年もポストシーズンに残ることはかなわなかった。3位と4位を分けたところは何かという問いに「どうですかね。うーん、僕も打てなかったというのは当然チームにとってはマイナスだし、どこが敗因かとか、どこが原因というのはなかなか分からないですけど…難しいですね」と無念の表情を浮かべた。 　最後に、若手と中堅が力をつけてきたチームの成長については「もうそれは順位関係なくずっと出続ける選手も増えてきているし、力はついてきていると思うので、それはいいことじゃないですか。自分も後半戦は何とか頑張りたいと思って頑張ってきたんで、それプラス…もうちょっと自分が頑張っていればというのはありますけど、こういうシーズンもあると思いますし、ずっといいわけじゃないし、自分の中では凄い良い経験に毎年なっているので、これをしっかり糧にして来年は絶対にやってるという気持ちで今はいます」としっかりと来季を見据えた。