ついに日本の年金モデルが「脱・専業主婦世帯」へ?政府が示した複数パターンの受給額例を見る
夫婦世帯の受給額例
先ほどの年金額をもとに、夫婦世帯の年金額を見ていきましょう。 ●共働き夫婦の合計年金額のイメージ (1)+(4):合計年金額 33万4721円 (2)+(5):合計年金額 29万4977円 (3)+(6):合計年金額 25万5232円 ●短時間労働者を含む世帯の合計年金額のイメージ (1)+(7):合計年金額 28万4,588円 (2)+(7):合計年金額 26万0967円 (3)+(7):合計年金額 23万7346円 (4)+(7):合計年金額 24万7101円 (5)+(7):合計年金額 23万978円 (6)+(7):合計年金額 21万4854円 (7)×2:合計年金額 19万6968円 ●自営業世帯の合計年金額のイメージ (8)×2:合計年金額 13万6000円 ●片働き世帯の合計年金額のイメージ (1)+(8):合計年金額 25万4104円 (2)+(8):合計年金額 23万483円 (3)+(8):合計年金額 20万6862円 (4)+(8):合計年金額 21万6617円 (5)+(8):合計年金額 20万494円 (6)+(8):合計年金額 18万4370円 夫婦共に平均的な収入を得ている共働き世帯の場合((2)+(5))、合計年金額は29万4977円となります。 夫が平均的な収入を得ていて、妻が専業主婦の片働き世帯(いわゆる「モデル年金」として提示されている世帯)の場合((2)+(8))、合計年金額は23万483円です。 平均的な収入の共働き世帯と「モデル年金」の片働き世帯では、年金額に6万円以上の差があることがわかります。 ただし、実際の受給額は世帯によって異なるので、年金の見込額を「ねんきんネット」で確認するなど、自分たちがどのくらいの年金を受け取れるのか把握しておきましょう。 年金の見込み受給額が少ない場合は、年金額を増やす、年金以外の収入源を確保する、または貯蓄や資産運用などで老後資金を準備するなど、老後対策を行う必要があります。