【からつボート(モーニング)一般】守田俊介「クラシックは行きたいですね」
<21日・からつボート・2日目> 2015年の浜名湖、18年の蒲郡と2度のダービー王に輝いた天才レーサー守田俊介。今節も当然V候補の一角だが、低調52号機には手を焼いている。 初日の5着2本から巻き返しを期した2日目6Rは、5コースから3着を確保。「出足はマシになったかな」と整備が功を奏して復調気配を見せた。それでも「普通ぐらいは行っているかもしれないけど半信半疑。自信はないですね」とまだ調整は手探り状態だ。 今年は4月までに5Vを挙げてスタートダッシュを決めたが、「けが明けだったし、出走回数との戦いだった」と1997年前期からのA1キープへ必死だった。以降もVこそないが、9月の地元周年ではきっちり優出(5着)を果たすなど存在感を十分に示した。その周年では同じ滋賀支部の深井利寿がVを飾った。他にも馬場貴也、遠藤エミ、丸野一樹ら滋賀勢の活躍が目覚ましい。 「20年くらい前と比べると、今の滋賀支部は強いよ。当時はこうなるなんて考えられなかった」と感慨深げ。ただ、守田がこれまで支部を引っ張ってきたのは紛れもない事実。それでも「僕の役割は果たした。自分はマイペースに行きたい」。あとは後輩に任せたと言わんばかりの優しい笑みがこぼれた。 来年3月のクラシック(若松)出場は射程圏内。「クラシックは行きたいですね。あと1回くらい優勝したい。何とか立て直しますよ」。まずは予選突破へ。守田の逆襲が始まる。