あすにも台風1号発生か 来週は西日本でも東日本でも警報級大雨のおそれ 近畿でも荒れた天気に
■台風1号発生へ
きょう23日(木)の午前3時、本州から南に3000km以上離れたカロリン諸島周辺で熱帯低気圧が発生しました。 この熱帯低気圧は今後24時間以内に台風へ変わる見込みで、もし台風となった場合、今年初の台風(1号)となります。 なお、台風1号の発生日としては例年より比較的遅く、24時間以内に台風になった場合、観測史上7番目に遅い台風1号となります(これまでに最も遅い台風1号の発生日は1998年7月9日)。
■日本への上陸の可能性は?
現状、日本付近への太平洋高気圧の張り出しは弱く、台風になった場合でも日本への上陸の可能性は今のところ低い見込みです。 ただ、来週にかけては日本付近へ近づき、沖縄から本州にかけて暖かく湿った空気をもたらし、南海上の前線を刺激するおそれがあります。 そのため、来週前半(27日~28日頃)は⻄⽇本や東日本では警報級の⼤⾬となる可能性があります。 来週にかけては最新の気象情報に注意が必要です。
■近畿への影響は?
近畿地方でも週明け27日(月)からは雨が降ったり止んだりするでしょう。 特に28日(火)は前線の通過に伴い、雨・風ともに強まり、荒れた天気となるおそれがあります。また、暑さにも注意が必要です。 27日(月)は大阪でも29度まで上がり、内陸部では30度以上の真夏日になるところもあるでしょう。 気温だけではなく湿度も高くなるため、雨の止み間では相当蒸し暑く感じられそうです。 来週にかけては、台風の間接的な影響による雨や暑さに注意・警戒してください。 (ABCウェザーセンター)