因縁のパドレス戦で3回5失点KOの「山本由伸」…「日本のエース」に囁かれる不安説を専門家が一蹴 「来季こそ本領を発揮する一年になる」は本当か
来季の山本は?
ただし、山本の将来が“お先真っ暗”なのかと言えば、そんなことはないという。むしろ来季こそ期待できるという。 「山本投手は来季、本領を発揮できる可能性が高いと考えるのは、ローテーションに余裕が生じるからです。MLBは通常、5人で先発ローテーションを回します。ところが来季、大谷選手が投手として復帰しますので、ドジャースの先発陣は最低でも6人に増えるのです」(同・友成氏) 実は山本投手、ヤンキースと契約を結ぶ可能性も高かったという。それが土壇場になってドジャースに変えた理由は、先発ローテーションに余裕があるからだった。 「しかもロバーツ監督はシーズン中、会見で『山本投手に投げさせすぎたのを反省している』と口にしていました。つまり来季の山本投手は日本と似たローテーションで、イニングも減らしてもらった上で登板することになります。これは肉体面での朗報なのは言うまでもありませんし、精神面でもプレッシャーの軽減が期待できるでしょう。もちろんケガも完治しているでしょうし、来季こそは山本投手が本領を発揮できる一年になるのではないかと期待しています」(同・友成氏)
デイリー新潮編集部
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