巨人・阿部監督「良かったです。勝つってうれしいね」 6連敗でストップ、8日ぶり白星にしみじみ
◇交流戦 巨人7―2日本ハム(2024年6月14日 エスコンF) 巨人は敵地で日本ハムに快勝し、2年ぶりの大型連敗を6でストップ。今月6日以来8日ぶりの白星を挙げて今季30勝目に到達し、勝率を5割に戻した。 2回に坂本が50日ぶり4号ソロを放って先制すると、3回には相手の適時失策と萩尾の適時打で2点追加。5回には吉川が35日ぶり2号3ラン、7回には萩尾の犠飛で7点目と理想的な形で加点した。 先発右腕・戸郷は水谷、松本剛に浴びたソロ本塁打2発のみの2失点に抑え、5月24日阪神戦(甲子園)のノーヒットノーラン以来今季2度目の完投勝利で6勝目(3敗)。チームの3年ぶり7連敗と今季最多タイの借金2を阻止した。 戸郷は今季最多の134球を投げ、今季最多タイの9奪三振で9回4安打2失点。直球の最速は151キロという投球内容だった。 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。 ――坂本の本塁打が流れを。 「ね。良かったです。勝つってうれしいね」 ――坂本を7番に。 「今日はピッチングコーチとバッテリーコーチとヘッドコーチ含めて、相手が嫌かもしれないなっていう打順でいってみようってことで。独断で僕が決めたわけじゃないから。その人たちも」 ――投手コーチも含めて決めるのは初めて? 「そうだね」 ――坂本が7番で嫌というのはどういうところか。 「7番にいたら…どこにいても嫌なんだろうけど、下位にいるっていうことが。そういうのも多分あったと思う」 ――坂本自身、結果が出ていなかった。 「今日ちょっとだけアドバイスはしたんだけど。すぐああやって結果出せるし。それをどう継続していくかってことが大事だと思います」 ――9回も続投の戸郷は本人の意思があったのか。 「いやもう完投してもらって、この次も間が空くんで、本人も多分その気で投げてたと思うし」 ――連敗中で、監督から選手に声をかけた。 「とにかくね、初心を忘れずじゃないけどね。自己犠牲だったりとかもう一回みんなで改めて徹底してやろうっていうのは言って、こういう時だからこそっていうのも言ってね。それぐらいかな」 ――明日も連勝で。 「そうだね。連勝できるようにがんばります」