田崎史郎氏「本当にこの人、政治オンチ」と思った政治家名を挙げる「本当に下手」とバッサリ
政治評論家の田崎史郎氏が17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、「本当にこの人、政治オンチなんだと思いました」という政治家名を挙げた。 【写真】 田崎氏からは「政治オンチ」、高橋氏から「ラスボス」呼びされた政治家 この日は13日に自民党の宮沢洋一税調会長が、103万円の壁を123万にと提示したニュースを取り上げた。宮沢氏は「かなり誠意をみせたつもり」とコメントしているが、国民民主党の玉木雄一郎氏は、この2日前に3党幹事長会談で「178万円を目指して」と合意したばかりであることから、「3党幹事長の合意をあまりに軽んじている」と反発したことも伝えた。 これに田崎氏は「まず、宮沢洋一さんが先週の金曜日に123万円というのを打ち出したわけです。ぼく、どういう意味なんだろうなってよくよく考えても、本当にこの人、政治オンチなんだなと思いました」とバッサリだ。 この宮沢氏が出した123万円というのは「もともと財務省が考えた数字。恐らく財務省と打ち合わせで言ったんです」と田崎氏は推測。「ここで決着するならいいんですけど、国民民主党から一蹴されて、123万円以上出さないと収まらなくなった」と指摘した。 続けて「本来まとめるつもりなら、金曜の段階で110万円ぐらいだって言っていれば、そこで反発されて123万円にしたら落ちていたかもわからないが、123万円の本音を出したから、それ以上出さないと収まらなくなった」と解説。「そういう意味では本当に下手だと思う」と述べた。 羽鳥慎一アナが「なんで(123万円と)言ってしまった?」と聞くと、田崎氏は「宮沢洋一さんは税のプロで、税に対しての自負心が強い。あとは参議院議員。衆院は過半数割れしているが参院は自公多数で依然として過半数を上回っている。少数与党になっている感覚がついていないのでは」と推測していた。