フィリピン麻薬戦争「やり過ぎ」 マルコス大統領、前政権を批判
【マニラ共同】フィリピンのマルコス大統領は13日、訪問先のベルリンで同行記者団と会見し、ドゥテルテ前政権が行った「麻薬戦争」について「一部の人の意見では、やり過ぎがあった」と批判した。現政権は麻薬問題で「異なったアプローチ」を取っており、犠牲者の被害回復に目を向ける必要があると述べた。 国際刑事裁判所(ICC)はドゥテルテ前政権が「麻薬戦争」の薬物犯罪取り締まりで超法規的に行った容疑者殺害を問題視して捜査する方針だが、マルコス氏は支援しないと明言している。マルコス氏は、フィリピンでのICCの管轄権は認めないとドイツのショルツ首相に伝えたことも明らかにした。