「こんなこと誰も望んでない」蘭ホッケー女子選手を襲った“衝撃”に観客も悲鳴!血まみれで救急搬送後もプレー続行【パリ五輪】
パリ五輪の女子ホッケーの準決勝が8月7日に行われ、オランダがアルゼンチンを相手に3-0で勝利を収めた。その一方で、試合中に観客も騒然となるアクシデントが起きた。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 第1クオーターで、オランダのヨーシェ・ブルフがアルゼンチンのアグスティナ・ゴルセラニが放ったボールが顔面に直撃してしまい、負傷する事故が発生した。ブルフは顔が血まみれになり、試合は一時中断。それでも、メディカルスタッフの治療を受けてブルフはコートに戻り、鼻にテープを貼った状態でプレーを続けた。 オランダのメディア『Algemeen Dagblad』は、この一連のシーンを「衝撃と叫び声が響き、イヴ・デュ・マノワール・スタジアムにいた1万2000人のオランダ人全員が突然沈黙した」とし、「彼女は救急車でスタジアムから運ばれたが、ミックスゾーンでは中国との決勝戦についてよりもブルクについての話題が広がっていた」と、誰もがブルフの状態を心配していたという。 チームメイトのフレデリケ・マトラは、目に涙を浮かべながら「こんなこと誰も望んでない」と話した。「彼女は私のとても良い友人で、どれほどここにいたいか知っている。彼女は本当に決勝に行きたいと思っているの」と仲間の気持ちを代弁し、「彼女がまたコートに戻ってきたことに敬意を表したい」と、その姿勢に感服していた。 また、同じくチームメイトのフェリス・アルベルスは、ホッケーのボールはとても硬く、こうしたリスクは起こり得ることだとしつつも「それが彼女の身に起こるなんて最悪だ」と、ショックを受けていた。それでも「私たちは皆、ブルフのために全力を尽くす」と誓い、9日に行われる中国との決勝戦へ向けて気持ちを新たにした。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]