NHKラジオの「尖閣発言」問題に今田耕司「放送テロやん」 岩田明子氏「チェックが甘い」以前は収録だった
元NHK政治部記者でジャーナリストの岩田明子氏が1日、フジテレビ「ワイドナショー」に出演。NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフ男性が、沖縄県の尖閣諸島を「中国の領土」と主張し、「南京大虐殺を忘れるな」「慰安婦を忘れるな」などと原稿にはない発言をした問題について、コメントした。 2022年7月にNHKを退局した岩田氏は「かなり過去は、北朝鮮とか中国とか、日本との間でセンシティブなことがある国についての海外放送については、関連団体が事前収録をしていた。でも、収録はやっぱりお金がかかる、人出も必要。多分予算的に厳しかった、っていう面もあるんじゃないかな」とした。 今回の問題を受け、取材を進めたところ、「大昔は事前収録をしていた。最近はコロナの時に事前収録していて、コロナが2類から5類になった時点で、土日を生(放送)にして、今年の4月からずっと平日も生にしていた、と。資金や人出不足もあったかもしれませんけど、過去にずっと“ありうる”という想定で動いていたのに、そこが緩んでいた。隣の副音声室で(生放送を)聞いていた、というんです。取材したところ。(不適切発言があれば)途中(音声を)オフにしたらいいのに、できなかった。報道局と国際放送局は局が違う。報道局だと比較的、水も漏らさぬチェック体制。チェックが甘かったというのは否めない」と指摘した。 今回の問題について、今田耕司らが「放送テロやん」と呆れると、岩田氏は「単独放送テロみたいな感じ」と認めていた。