台湾、太平洋の小島しょ開発途上国を継続支援へ 5年間で総額200万米ドル
(台北中央社)外交部(外務省)は7日、来年から5年間、総額200万米ドル(約3億円)を中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)が設立したファンドに寄付すると発表した。小さな島で国土が形成される開発途上国、小島しょ開発途上国(SIDS)を継続して支援する方針。 太平洋クロマグロの資源管理を議論するWCPFCの年次総会が4日から8日にかけ、南太平洋のクック諸島で開催されている。外交部国際組織司の李冠徳副司長は、5日の総会で寄付の意向を発表したとし、台湾による継続したSIDS支援を際立たせると語った。 李氏によると、台湾はWCPFCのファンドに対して2017年からの5年間にも総額200万ドルを寄付し、SIDSの漁業能力の構築支援などをしていたという。 (黄雅詩/編集:齊藤啓介)