最も王者に近いのは!? J1リーグ優勝可能性ランキング4位。後半戦の停滞を覚悟? サプライズ起こしたタフな集団
明治安田J1リーグは一部を除き折り返し地点に到達し、後半戦に突入する。J1初挑戦のFC町田ゼルビアが首位を走るが、最終的にシャーレを掲げるクラブはどこになるのか。前半戦の戦いを振り返ると同時にチームの現状を分析し、優勝の可能性をランキング化した。
4位:町田ゼルビア 監督:黒田剛 順位:1位 成績:勝ち点39/得失点+15 J1初挑戦のチームとは思えないほどの戦いぶり。勝ちに徹底する強さを見せるFC町田ゼルビアが前半戦の王者となった。まずは守備から考える黒田監督のスタイルが、J1のチームを掻き回したのは間違いない。ボールを持たせることで、守備から試合に入りハイプレスからショートカウンターでゴールに迫る気迫と設計で首位に立っている。 しかしながら、敗戦したサンフレッチェ広島戦、ヴィッセル神戸戦はシンプルな強度と速さ屈し、ボールを持たされたアルビレックス新潟戦、アビスパ福岡戦では攻撃の停滞感を拭えなかったのは事実。ここに課題が詰まっていることは明白だろう。 町田がリーグ制覇に必要なのは『ボールを持たされた時の振る舞い』だ。18節の横浜F・マリノス戦のように、相手のプレスを呼び込みながら背後と対角のパスを使った攻撃を織り交ぜることができると、丁寧な前進も可能になってくる。そうすると持たされた時の振る舞いが変わってくるだろう。守備から試合を作っていた町田が、能動的に試合を進めていくことができるようになるのならば、ボールを保持しながらバイタルエリアの攻略からのゴールも見られるかもしれない。 前半戦を首位で折り返した町田の対策を他のクラブが行わないわけがない。だからこそ、ボールを持たされた時の振る舞いを磨き上げていくことが町田にとってのタイトル獲得の分水嶺になるではないだろうか。
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