トランプ氏が起用の国境管理責任者、不法移民の強制送還を強調
[11日 ロイター] - トランプ次期米大統領が新政権の「国境管理責任者」に起用する意向を示したトム・ホーマン元移民・税関捜査局(ICE)局長代行は11日、国家安全保障に脅威を与える不法移民の強制送還や法的地位のない移民を雇用する雇用主が政策の優先課題になるとの考えを示した。 トランプ氏は10日、自身の交流サイト(SNS)トゥルース・ソーシャルでホーマン氏について「南部国境、北部国境、全ての海上・航空保安を含み、これらに限定されない米国国境を任される」と述べた。 ホーマン氏はトランプ前政権で1年半、ICE局長代行を務めた。 ホーマン氏はフォックス・ニュースとのインタビューで、国家安全保障への脅威が政策で優先されるとし、亡命申請が却下された移民の送還にも力を入れると述べた。 トランプ氏は不法移民の取り締まり強化を選挙戦の中心に据え、大規模強制送還を表明していた。