南三陸へ…移り住んで高校生活! 全国から生徒募集…志願者は前年の2倍 町長が身元引受人【東日本大震災13年の“あれから”】
(※2023年4月13日にミヤギテレビの「ミヤギnews every.」で放送されたものを再編集しました)
【取材したミヤギテレビ・安斎摩紀キャスター 2024年3月に思うこと】
“震災で大きな被害のあった場所に移り住み、高校生活を送ろうとしているのはどんな生徒たちなんだろう” 取材を始めたきっかけです。中学生の子どもを持つ親として関心があったことも加わりました。「子どもを送り出す親の想いは?」「生活環境は整っている?」 次々に湧いてくる疑問とともに南三陸へ向かうと、そこで目にしたのは整えられた寮、子どもたちのケアをしてくれる寮母さん。お話を伺い安心したのを覚えています。県立高校でありながら、町全体でサポートしている様子。そしてなにより、入学式に出会った子どもたちの希望に満ちたキラキラした目が忘れられません。 全国各地から集った子どもたちは、それぞれ震災からの復興を遂げる町自体に興味があったり、この町でなら自分のペースでやりたい事を見つけられるはずという思いを抱いていたり、とにかく希望にあふれています。そして、そんな子どもたちの思いに寄り添い、そっと背中を押してくれているご家族の存在も支えとなっていました。 この春からは2年生。地域の人たちと共に更なる豊かな心の成長ができますように!