名付け親は博多華丸!「とらんじっと」→「むなかったん」に改名 幼なじみコンビに大先輩からエール「うれなかったんはナシばい」
福岡よしもとのお笑い芸人「とらんじっと」が14日、コンビ名を「むなかったん」に改名すると発表した。この日、福岡市のよしもと福岡大和証券劇場で行われたライブでお披露目された。ともに福岡県宗像市出身のあらた(28)と原ノコシ(29)が2020年6月に結成した幼馴染みコンビ。改名にあわせ、原は「ナオキ」に変更する。 ■間寛平GM「福岡のお笑い、盛り上がるきかっけに」【動画】 「むなかったん」の名付け親は、2人にとって目標でもある博多華丸・大吉の博多華丸(54)だ。テレビ番組をきっかけに交流。「飲みに連れて行ってください!」と直談判し、9月に実現した。その席で憧れの大先輩から提案されたのが「むなかったん」だった。 「覚えずらい。ピンと来ない」。加えて「福岡色がない」というのが理由だった。さらに「『とらんじっと』は乗り換えっていう意味だろ?おまえたちは乗り換えられていいのか?」と問いか掛けられ、あらたは「嫌です」と即答した。一番の決め手は「我々が博多を背負っているように、おまえたちが宗像を背負え」という華丸からの言葉だったという。 単独ライブの終盤には博多華丸・大吉からのお祝いメッセージ動画が会場に届けられた。ラフな格好の華丸と大吉が登場し、「これは何の動画?」と大吉が問いかけるところからスタートする。 途中には華丸の〝改名癖〟が明らかになる場面もあった。「『とらんじっと』ってどう思います?」という華丸からの振りに「私はどうでもいい!(笑)」と言い切る大吉。続けて「華丸さんの悪い癖なんよ!酔っ払ったら後輩の名前を変えたがる。何人の若手が真に受けて変えて、何も起きなかった?」と突っ込むと、華丸が「申し訳ない…。最後!これが最後!」と笑っていた。 動画の最後、大吉は「『とらんじっと』の表記が格好悪い。正直、思ってました!」と明かし、「『むなかったん』の方が理由もあるし覚えやすい。こらから頑張ってください」とエール。華丸は「頼むばい!『うれなかったん』はナシばい!」と激励し、「むなかったん」として迎えた〝門出〟を祝福した。 この日のチケットは、自らの手売りも含めて公演前に完売。関係者によると、福岡よしもと所属の芸人が単独ライブで「完売」を達成したのは初めてという。この日はシークレットゲストに「銀シャリ」も登場し、会場を盛り上げた。あらたは「『とらんじっと』より愛してもらえるように、「うれなかったん」と言われないように頑張ります!」と意気込むと、ナオキは「『むなかったん』のナオキを覚えてください!よろしくお願いします!」とファンへ呼びかけた。 「とらんじっと」はNSC福岡2期生を首席で卒業。宗像市のホームページよると21年10月から宗像市観光大使仮免許に任命されている。漫才の日本一を決める賞レース「M-1グランプリ」には20年から出場し、最高成績は3回戦進出。 ■あらた 1995年12月15日生まれ。福岡教育大学卒。保険体育の教員免許を持つ。趣味は野球とゴルフ。福岡六大学野球でベストナインに選ばれるほどの腕前。野球知識が豊富で、福岡ソフトバンクホークスの大ファン。身長175センチ、体重70キロ。 ■ナオキ 1995年8月2日生まれ。明治学院大卒。趣味はゴルフとマンガ。特にマンガは年間500冊以上を読破するほど。身長170センチ、体重68キロ。 #エンタメQ
西日本新聞社