日経平均株価の乱高下で心が落ち着かなくて、投資をやめるべきか悩んでいます……。こんなに不安になるくらいならいますぐ売るべきでしょうか?
過去の教訓を知って投資を続ける
日経平均株価の暴落や世界同時株安といった混乱は、過去にも何度となく起こっています。 ・ブラックマンデー(1987年) ・リーマンショック(2008年) ・コロナショック(2020年) このように、過去には何度も世界を巻き込んだ暴落は起きています。しかし、これらの時期が過ぎると、株価は自然と回復しています。これが経済というものです。 この経済のサイクルを理解したうえで、投資とうまく付き合っていくことが、人生100年時代を楽しく過ごすための大切な一つのコツなのです。
投資の基本は長期分散投資
投資を始めた以上、途中でやめてしまうということだけは避けてほしいです。 もちろん、その投資したお金を使う目的が発生したときは一部を売却することは問題ありません。避けてほしいのは、目的も達成していないのに、投資していた全てを売却することです。 これは、筆者自身の話になりますが、リーマンショックのとき、投資のことを全く知らず、株価の大暴落を見て自分のお金がなくなると不安になり、売却した経験があります。売却したことにより投資元本は半分となりました。投資に「もしも」はないですが、もしもその投資を続けていれば、おそらく今その投資元本は2倍ほどになっていたことでしょう。 このように、筆者を教訓に、株価が乱高下する場面であっても投資は途中でやめることなく、相場を静かに見守る、ということだけを心掛けていただけるとよいでしょう。 執筆者:秋口千佳 CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
ファイナンシャルフィールド編集部