ORANGE RANGE・RYOが「毎日でも食べていいんじゃないか」と思うほど気に入った“名物”とは?
「イケナイ太陽」に船の乗客も大盛り上がり?
まずは、終えたばかりのライブの話に触れないわけにはいかない。甲斐が「最高に盛り上がってましたね!」「一番太陽が暑い時間帯にORANGE RANGEの曲が最高にマッチしていて。皆さんの一体感もすごかったですよね」と切り出すと、RYOは「前回出たときもそういうイメージだったんですけど、今回も(盛り上がりが)すごかったです」と振り返る。 観客席からライブを鑑賞した甲斐によれば、代表曲の『イケナイ太陽』が演奏されたとき、岸辺に近づく客船の乗客も手を振って盛り上がっていたという。それを聞いたRYOは、「あぁ、イジるの忘れたなぁ(笑)」とニヤリ。また、昨年に引き続き2度目の出演となった「GREENROOM FESTIVAL」については「お客さんが本当に一人ひとり(音楽に)乗るのが上手。任せちゃっていいという感じです」と印象を口にした。 2001年に活動をスタートしたORANGE RANGEは、今年で結成24年目を迎える。長いキャリアの中で「フェス」の捉え方も変わってきたといい、デビュー当時10代だったRYOは、かつてフェスに出演する際に「爪痕を残すんだ」と野心を滾らせ、視野が狭かったという。しかし現在は、主宰者とのつながりの中から「このフェスがどういうフェスなのか」がわかってきたといい、「自分たちのやるべきことが見えてきて、視野が広くなってから楽しくなってきましたね」「変な力みは完全に抜けたと思います」と語った。 そんなRYOが、今までで特に印象に残っているライブは何なのか? ――この問いに「『GREENROOM』ですかね」と答えると、観衆は手を叩いて喜んだ。その理由についてRYOは「マジで(GREENROOM FESTIVALに)はじめて前回出たときに、めっちゃみんな緊張してて。『受け入れてもらえるだろうか』と思ってた」「ORANGE RANGEみたいなバンドが大丈夫なのかと思っていた」と不安があったとした上で、ライブ当日に観客の熱気を目の当たりにして「待っててくれたんだな」と嬉しく感じたと回顧した。