接種3日後に急死 ワクチンメーカーの同僚が異例の“告発本” レプリコンワクチンの安全性めぐる論争はいつ終止符?【チャント!大石邦彦が聞く】
そして、父親の均さんが取り出したのが1冊の本。 (大石アンカーマン) 「これはチームKという方々が著者と。このKは晃大さんのKなんですよね?」 (影山均さん) 「そういうチームになってますね」 新型コロナワクチンの安全性に疑問を提示するこの本は、晃大さんの死をきっかけに「Meiji Seika ファルマ」の同僚たちが匿名で書いたといいます。 ■製薬会社内部からの告発本 製薬会社内部からの告発という触れ込みで反響は大きく、既に7度重版されています。 タイトルにある「売りたくないもの」とは、勤め先の「Meiji Seika ファルマ」が10月に世界で初めて日本で発売した「レプリコン」という新型ワクチンのこと。 元々、コロナワクチンの中身は「メッセンジャーRNA」というウイルスの遺伝情報。 これが体内でウイルスの一部分を作り出し、それを異物と認識することで免疫ができます。 レプリコンワクチンは体内に入った「メッセンジャーRNA」そのものが増えるよう作られていて、少量で効果が長続きするとされていますが、その安全性に疑問があるとしているのです。 (影山均さん) 「著者の方たちは本当に、いろんな葛藤があったと思います。その中で、これを出版したってことは、思いが強いんじゃないかと思った」 ■レプリコンワクチンは「未知のもの」 こうした中「Meiji Seika ファルマ」は10月、新聞各紙に科学的裏付けのない主張に注意を呼びかける全面広告を載せるとともに、ワクチン批判を続ける団体などを名誉毀損で提訴する方針を示しました。 (大石アンカーマン) 「そのレプリコンワクチンについて、公然と異議を唱えている方がいらっしゃいます」 立憲民主党の原口一博衆議院議員「Meiji Seika ファルマ」から提訴の対象とされている1人です。 (大石アンカーマン) 「レプリコンワクチンについて、どういう認識でいるんでしょうか?」 (原口一博 衆議院議員) 「これは未知のもの、答えが政府から返ってきていない。(メッセンジャーRNAが)増幅するものについて、安全性をどう担保しましたかと聞いている。国会議員として行政をチェックする上で必要なデータを渡せと言っているんです」