災害廃棄物の海上輸送はじまる 石川・七尾市
能登半島地震で被災した住宅などの公費解体が進むとともに課題となるのが大量に発生する災害廃棄物です。 【写真を見る】災害廃棄物の海上輸送はじまる 石川・七尾市 復旧作業のスピードアップへ、10日から、石川県七尾市でも災害廃棄物の海上輸送がはじまりました。能登地区での災害廃棄物の海上輸送は4例目となります。 七尾市ではこれまで県内をはじめ奈良県などの処理施設へ陸上輸送で災害廃棄物の運搬を行ってきましたが、コスト面やゴミ処理のスピードアップを目的としきょうから海上輸送を開始しました。 ■公費解体で発生した「木くず」を輸送 船で輸送されるのは七尾市の公費解体で発生した「木くず」で1隻につき2000立方メートル、重さおよそ1200トンのゴミを一度に運搬する事ができます。 七尾市市民生活部環境課 杉吉勝郎さん 「海上輸送を行う事により災害廃棄物の処理がスムーズに行えると考えている・1日も早く復旧が出来るよう、2025年10月の公費解体の完了を目指して、公費解体が加速化するよう引き続き取り組んで行きたいと考えている」 災害廃棄物の海上輸送は月に3~4回行われ新潟市内のバイオマス発電所の燃料として使用される予定です。
北陸放送