東北福祉大は桜井頼之介が7回1死まで完全投球の好投で東北大に大勝
◆仙台六大学野球◇秋季リーグ第1節第1日 ▽1回戦 東北福祉大10―1東北大(31日、東北福祉大野球場) 仙台六大学野球の秋季リーグが開幕して2試合が行われた。東北福祉大は先発右腕の桜井頼之介投手(3年)=聖カタリナ学園=が7回1死まで完全投球をみせるなど好投し、東北大に10―1で大勝した。 その表情からも悔しさがにじみ出ていた。東北福祉大・桜井は7回1死まで1人の走者も許さない快投も、そこから2連打を浴びて1点を失い、この回で降板。3回無死からの5連続を含む計12奪三振と圧巻の投球を見せたが桜井は「(完全投球は)5回くらいから気づいてました。正直、めちゃくちゃ悔しいです…」と振り返った。 140キロ台の直球にスライダーやチェンジアップなどを交え、「早く(2ストライクに)追い込んで、決め球も甘いところに投げることはなかった」と相手に的を絞らせなかった。記録達成はならなかったが、山路哲生監督は「変化球を多めにして、低めのボール球をうまく振らせていた」と評価。桜井も「とにかくチームが勝てばいいです」と気持ちを切り替えた。カード初戦を任されるエースとして、白星だけは譲らずにこれからも力投をみせる。
報知新聞社