酔いました! 炎と歌声が織りなす幻想的なハーモニー 霧島神宮舞台に霧島国際音楽祭「かがり火コンサート」 〝締め〟まで堪能
第45回霧島国際音楽祭「かがり火コンサート」が20日夜、鹿児島県霧島市の霧島神宮であった。揺らめく炎が舞台を照らす、幻想的な雰囲気の中、美声と電子オルガンの音色が織りなすハーモニーに聴衆706人が酔いしれた。 【写真】〈別カット〉幻想的な雰囲気の中で繰り広げられるかがり火コンサート=20日、霧島市の霧島神宮
ソプラノ歌手の鷲尾麻衣さんと電子オルガン奏者の神田将さんが出演。ドビュッシー「月の光」やグノー「アヴェ・マリア」、小林秀雄「落葉松」など11曲を奏でた。アンコールでは、おはら節を歌い上げ客席と一体に。家族と姶良市から訪れた高城千恵美さん(42)は「演奏が胸に響いて、子どもたちも喜んでいた。来年もまた来たい」と余韻に浸っていた。 この日、昼間には鹿児島市の宝山ホールで「宝山ホール祭り」も開催された。鷲尾さんと神田さんに、バイオリン奏者の川久保賜紀さんを加えたアンサンブルで観客を魅了した。 このほか、DJのふかわりょうさんによる進行で、おはら節の合間に「ハンガリー舞曲第5番」などを織り交ぜたメドレーを披露し、ホールを沸かせた。家族と来た中郡小5年の吉留拓海さんは「にぎやかで楽しかった」と笑顔を見せた。
南日本新聞 | 鹿児島
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