「シカ」が松本駅近くの線路に…体長は約1.5メートル 麻酔で眠らせて捕獲、山に返す
18日朝、長野県松本市の松本駅前にシカが出没し、その後、線路わきで捕獲されました。松本駅周辺では、7月にも1頭が捕獲されるなどシカの出没が相次いでいます。 【動画で見る】「シカ」が松本駅近くの線路に…体長は約1.5メートル 麻酔で眠らせて捕獲、山に返す JR松本駅近くの線路わきに集まった警察官やJRの社員。その視線の先にいたのは、1頭のシカです。 (記者リポート) 「松本駅から400メートルほど行ったところです。シカが足をけがしたのか、線路わきで動けなくなっています」 フェンスに挟まれるように座り込んだシカ。近くを電車が通っても怖がる様子はありません。 警察によりますと、18日朝7時半すぎ、松本駅のお城駅口周辺で「シカを見た」と複数の通報がありました。その後、通行人が線路わきにいたところを発見しました。同一の個体とみられています。 午前10時半過ぎに、市から要請を受けた獣医師が現場に到着。 そしてー。 麻酔で眠らせて捕獲しました。
シカは体長約1.5メートルのメスで5、6歳くらいの成獣だということです。市によりますと、シカは大きなけがはなさそうだったことから山に返したということです。 近所の住民: 「向こうの山の方から下りてくるのか、この1カ月で2、3匹見てるから」 松本駅周辺では今年シカの出没が相次いでいます。6月にもお城口でシカが目撃されていて、7月には駅近くのマンション予定地で子ジカが捕獲されました。 市は、川伝いに移動して駅の近くまでシカが来ている可能性が高いとしていて、「シカを見かけてもエサをあげずにそっと見守り、市や警察に連絡してほしい」としています。
長野放送