上空に流れ込む暖気の影響で、向こう一週間の気温は全国的に4月～5月並みとなる日が多いでしょう。特に北海道では2月としては記録的な暖かさとなる見込みです。多雪地ではなだれや屋根からの落雪などに十分注意してください。暖かくなることで、スギ花粉のシーズンも本格化しそうです。

13日(火)正午の天気(推計気象)

　きょう13日(火)はほぼ全国的に良く晴れて気温が上がりました。特に記録的な暖かさとなった北海道では、道内で今年初めて10℃を超える地点が続出しました。札幌でも午後2時現在で最高気温10.1℃を観測しました。札幌で2月中旬に10℃以上となるのは、1969年以来55年ぶりのことです。雪解けが急速に進むため、なだれや屋根からの落雪、融雪洪水などに十分に注意してください。

週間予報(最高気温)

　暖かさは向こう一週間続きます。特に期間の前半と後半は、各地で予想最高気温が15℃以上となる日が多い見込みです。4月から5月並みと春本番のような暖かさになるでしょう。

花粉が飛びやすい日

　この暖かさがきっかけで、スギ花粉が本格的に飛び始めそうです。花粉が飛びやすい気象条件は、「晴れて暖かい日」「風が強い日」「雨上がりの日」です。

週間予報(天気・最高気温)

　向こう一週間は気温の高い傾向が続くため、どの日も花粉を感じやすくなりそうですが、特に15日(木)の雨上がりの後となる16日(金)から18日(日)ごろにかけてが花粉が飛びやすい気象条件に当てはまるので注意が必要です。 （気象予報士・仁木清加）