<葬送のフリーレン>一級魔法使い選抜二次試験スタート!受験生たちの行く手を阻んだのは……
「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)。その第23話「迷宮攻略」が2月16日に放送された。一級魔法使い選抜一次試験を通過した18人の魔法使い。彼らに言い渡されたのは「零落の王墓」と呼ばれる迷宮(ダンジョン)の踏破だった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】“ある魔法使い”の複製体と対峙し、緊張感が走るデンケン(CV.斉藤次郎)ら ■試験参加者に課せられたのは未踏破迷宮の踏破 零落の王墓と呼ばれる迷宮に集められた一級魔法使い選抜一次試験通過者たち。彼らに対して試験官・ゼンゼ(CV.照井春佳)は二次試験の内容を言い渡す。彼らに課されたのは零落の王墓の最深部に辿り着くこと。これまで踏破した者のいないこの迷宮を前に、18人の試験参加者たちは困惑し始める。 この試験の合格に向け、18人全員での協力を提案するデンケン(CV.斉藤次郎)。しかしこの提案に賛同するものは少なく、多くの魔法使いはそれぞれに迷宮内に歩みを進めていく。これを見たフリーレン(CV.種崎敦美)とフェルン(CV.市ノ瀬加那)はふたりで迷宮内に足を踏み入れる。一方のデンケンは最後に残ったリヒター(CV.花輪英司)、ラオフェン(CV.石上静香)、メトーデ(CV.上田麗奈)らと共に迷宮内へと歩みを進めた。 迷宮内を各々に進んでいく18人の魔法使いたち。彼らの前に見覚えのある魔法使いたちが立ちはだかる。その正体は試験参加者の複製体。見た目こそ本人と異なるものの、それらは魔力・技量・所作に至るまで本人に酷似していた。試験者はこの複製体に対して苦戦を強いられる。そんななか、デンケンたちの前にフリーレンの複製体が立ちはだかった。 ■フェルンが魔法を探求し続ける理由とは? 試験官であるゼンゼはフリーレン、フェルンと同行し、迷宮最深部を目指していた。彼女はフェルンを見て「その若さで君ほど優秀な魔法使いは見たことがない」と評する。それだけの実力を持ちながら魔法の探求に情熱や執念を見せない彼女を見て違和感を覚えるゼンゼ。彼女はフェルンに対して魔法の探求を続ける理由を尋ねた。 この疑問に対し、すでに情熱や執念は使い果たしてしまったと答えるフェルン。それでもなお魔法の探求を続ける理由について問われると、その理由がフリーレンにあると語り出す。フェルンは、ガラクタみたいな魔導具を集めて楽しそうに笑っているフリーレンを見ていると釣られて笑ってしまうことを明かす。そして彼女は「そんなフリーレン様の姿が好きだから、一緒に魔法を追い求めているんだと思います」と続けた。 フリーレンとフェルン、ふたりの間にあるのはただの師弟関係ではない。フェルンは師匠としてフリーレンを慕うと同時に、彼女と共にいることを楽しんでいた。だからこそ、フェルンはフリーレンと魔法を探求し続けているのだ。この一風変わった師弟関係が、ふたりの旅を支える原動力となっていることが本エピソードから感じ取ることができた。 ■フリーレンの複製体登場に「無理ゲー始まった」との投稿も 波乱の幕開けとなった一級魔法使い選抜二次試験。放送中には多くの投稿がXに寄せられる。なかでも投稿が目立ったのはデンケンたちの前にフリーレンの複製体が立ちはだかった瞬間だ。その姿を見て「無理ゲー始まった」「フリーレンはムリやな笑」「ラスボス出たw」といった投稿がタイムライン上を席巻。結果、今週も「フリーレン」というワードはトレンド入りを果たした。 受験者を襲う複製体の数々、彼らは無事零落の王墓を踏破することができるのか? 次週の放送が待ち遠しい。 ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」 ◆文=はるのおと